妊活 ・不妊治療

【2026年版】北海道・札幌の不妊治療クリニック5選|口コミとPGT-A対応を比較

※この記事は2026年9月30日時点の各医療機関の公式サイト、日本産科婦人科学会の施設検索、公開されている口コミ情報を確認して作成しています。診療内容やPGT-Aの実施状況、費用、予約方法は変わることがあるため、受診前に必ず各医療機関へご確認ください。

北海道で不妊治療を始めようと思ったとき、「婦人科と産婦人科、どちらに行けばいい?」「体外受精までできる病院は?」「PGT-Aを受けられるところはある?」と迷う人も多いと思います。

私も41歳で不妊治療を始めましたが、最初の病院は治療実績や方針をほとんど調べず、待ち時間と駐車場代を優先して選びました。ところが、私が希望していた治療の進め方と病院の方針にズレがあり、結局転院することになりました。

この記事では、札幌を中心とした北海道の不妊治療クリニック5院を、口コミ、通いやすさ、高度生殖医療への対応、治療成績の公開状況、PGT-Aの明記があるかという点から比較します。

先にお伝えすると、これは「妊娠しやすい病院の順位」ではありません。年齢や身体の状態、治療歴、医師との相性によって合う病院は変わります。口コミだけで決めず、自分が希望する治療と病院の方針が合っているかを見るための比較として読んでください。

北海道・札幌の不妊治療クリニック5選|口コミとPGT-Aを比較

今回は、次の5項目を基準に掲載順を決めました。

  • 体外受精・顕微授精など高度生殖医療への対応
  • PGT-A実施について公式な明記があるか
  • 治療成績や培養体制などの情報公開
  • 第三者サイトの口コミ数・満足度・内容
  • 診療時間や交通アクセスなどの通いやすさ
掲載順 医療機関 主な特徴 PGT-A
1 神谷レディースクリニック 症例数・口コミ数が多く、私が転院後に体外受精へ進んだ病院 〇 公式サイトで実施施設の明記あり
2 さっぽろARTクリニックn24 口コミ評価は高い一方、私は治療方針が合わず転院 〇 公式サイトで実施の明記あり
3 金山生殖医療クリニック 大通駅近く。早朝・夜間診療があり仕事と両立しやすい △ 学会のPGT-A実施施設一覧に掲載なし(2026年9月30日確認)
4 エナ麻生ARTクリニック 完全予約制。土日も採卵・胚移植に対応 △ 学会のPGT-A実施施設一覧に掲載なし(2026年9月30日確認)
5 さっぽろARTクリニック 札幌駅北口から徒歩1分。一般不妊治療からARTまで対応 〇 日本産科婦人科学会の施設検索で確認

金山生殖医療クリニックとエナ麻生ARTクリニックの「△」は、2026年9月30日時点で、日本産科婦人科学会の施設検索にPGT-A実施施設として掲載されていなかった医療機関です。PGT-Aを希望する場合は、院内で対応できるか、他院との連携・紹介になるかを初診前に確認してください。施設情報は変更されることがあるため、日本産科婦人科学会の施設検索でも最新情報を確認してください。

1. 神谷レディースクリニック|症例数と口コミ数を重視する人に

神谷レディースクリニックは、札幌駅・さっぽろ駅から通いやすい不妊治療専門クリニックです。タイミング法や人工授精だけでなく、体外受精・顕微授精などの生殖補助医療まで対応しています。

公式サイトの治療実績によると、同院の治療で妊娠した人は2026年8月末時点で累計39,307人と掲載されています。累計人数だけで、自分が妊娠できる可能性を判断することはできません。それでも、症例数や治療実績を継続して公開している点は、病院を比較する材料になります。

口コミサイト「THANK YOU, DR.」では、2026年8月2日時点で推薦口コミ数1,042件、有効回答975件のうち「とても満足」が74%でした。口コミでは、治療の選択肢、医師やスタッフの説明、駅からの通いやすさを評価する声が見られます。一方で、患者数の多い人気院なので、通院時間や待ち時間をどう考えるかは人によって分かれそうです。

PGT-Aについては、公式サイトで日本産科婦人科学会のPGT-A・PGT-SR実施施設として再認定されたことが案内されています。PGT-Aを含め、できるだけ多くの選択肢から相談したい人は候補に入れやすいクリニックです。

私自身も、さっぽろARTクリニックn24から神谷レディースクリニックへ転院しました。転院後は、当時42歳だった私の年齢と希望を踏まえ、体外受精から進める方針になりました。これはあくまで私個人の体験で、誰にでも同じ治療が合うという意味ではありません。

2. さっぽろARTクリニックn24|口コミ評価は高いが治療方針との相性も確認

さっぽろARTクリニックn24は、札幌市北区・地下鉄北24条駅近くの不妊治療専門クリニックです。一般不妊治療、体外受精・顕微授精、不育症、着床不全などに対応し、月ごとの妊娠報告も公式サイトで公開しています。

「THANK YOU, DR.」では、2026年8月25日時点で推薦口コミ数488件。有効回答176件のうち「とても満足」が76%でした。口コミには、医師や看護師が話を聞いてくれた、説明が分かりやすかった、予約制で待ち時間が気になりにくかったという内容が多く見られます。

ただ、私が41歳で通院していたときは、夫婦ともに大きな異常が見つからず、タイミング法から始める方針を提案されました。私は年齢を考えて体外受精から進みたいと希望しており、治療方針との相性が合わないと感じて神谷レディースクリニックへ転院しました。口コミ評価が高い病院でも、自分の希望や医師との相性が合うとは限らないと実感した経験です。

公式サイトにはPGT-A・PGT-SRの専用ページがあり、対象となる人、検査の流れ、結果の考え方、注意点まで詳しく説明されています。PGT-Aの情報を事前に読み、自分が対象になる可能性や費用の考え方を整理してから相談したい人には分かりやすいと思います。

3. 金山生殖医療クリニック|仕事と通院を両立したい人に

金山生殖医療クリニックは、地下鉄大通駅から徒歩2分の生殖医療専門クリニックです。朝7時45分から診療する日があり、火曜・木曜は夜の診療時間も設けられています。採血だけ朝に済ませ、昼休みや仕事終わりに戻る方法も公式サイトで案内されており、仕事を続けながら通院する人への配慮が感じられます。

体外受精・顕微授精、胚盤胞培養、凍結融解胚移植に対応し、年齢別の妊娠率や培養成績も公開されています。診察室が個室で、スタッフが女性のみという点を評価する患者の声も公式サイトに掲載されています。

一方、2026年9月30日時点では、日本産科婦人科学会の施設検索にPGT-A実施施設として掲載されていません。PGT-Aを視野に入れている場合は、「院内で対応できるか」「他院への紹介になるか」「現在ある凍結胚をどう扱えるか」を受診前に確認してください。

4. エナ麻生ARTクリニック|土日の採卵・移植を希望する人に

エナ麻生ARTクリニックは、地下鉄麻生駅から徒歩1分。不妊・不育・生殖医療・遺伝相談に対応する完全予約制のクリニックです。

公式サイトでは、土日も採卵や胚移植を行うこと、年齢や卵巣機能を考慮して治療方針を相談することが案内されています。また、不妊症診療は日本生殖医学会認定の生殖医療専門医2名が担当すると説明されています。

排卵や採卵のタイミングは、仕事の休みに合わせられるとは限りません。土日も処置を行っていることは、平日に休みを取りにくい人にとって大きな比較ポイントです。一方、2026年9月30日時点では、日本産科婦人科学会の施設検索にPGT-A実施施設として掲載されていません。希望する人は、院内での対応や他院との連携・紹介について事前に確認してください。

5. さっぽろARTクリニック|札幌駅近く・PGT-Aにも対応

さっぽろARTクリニックは、札幌駅北口から徒歩1分。タイミング法・人工授精から体外受精・顕微授精まで対応しています。道内の遠方からJRで通う場合も、札幌駅からの移動が短い点は助かります。

公式サイトで体外受精の成績を公開しているほか、完全予約制やオンライン診療についても案内しています。公式のお知らせでは初診予約の待ち期間が案内されることもあるため、治療を急ぎたい人は予約状況を早めに確認したほうがよさそうです。

PGT-Aは、さっぽろARTクリニックとさっぽろARTクリニックn24の両院で実施しています。2026年9月30日時点で、日本産科婦人科学会の施設検索にも両院がPGT-A実施施設として掲載されています。ただし、PGT-Aは希望すれば誰でも受けられる検査ではなく、学会の基準や医師の判断、遺伝カウンセリングが必要です。系列名が似ていますが、所在地や公式サイトは異なるため、予約や問い合わせ先を間違えないよう注意してください。

PGT-Aとは?北海道で病院を探す前に知っておきたいこと

採卵・受精から胚盤胞培養、細胞採取、染色体検査、移植検討までのPGT-Aの流れ

PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)は、体外受精・顕微授精で得られた胚盤胞の細胞の一部を採取し、染色体の数の異常を調べる検査です。移植する胚を選ぶ判断材料となり、流産リスクの低減や胚移植1回あたりの妊娠率向上が期待されます。

ただし、PGT-Aをすれば必ず妊娠・出産できるわけではありません。検査した胚に移植可能と判定されるものがない場合もあり、すべての染色体異常や病気を調べられる検査でもありません。

2026年6月時点の学会細則を案内する医療機関の公式ページでは、PGT-Aの対象として、次のいずれかに該当する夫婦が挙げられています。

  • 直近で2回以上の胚移植不成功がある
  • 2回以上の流産・死産がある(生化学的妊娠を除く)
  • 女性が高年齢の不妊症である(35歳以上が目安)

以前より対象が広がっていますが、「希望すれば誰でも受けられる」という意味ではありません。遺伝カウンセリングや医師の判断が必要です。

PGT-Aは費用面にも注意

PGT-Aは原則として自費診療です。北海道内では、2026年4月1日時点でPGT-Aを先進医療として実施できる施設はないと、さっぽろARTクリニックn24の公式サイトに記載されています。その場合、検査代だけではなく、PGT-Aに関連する採卵・培養・胚移植も自費になる可能性があります。

費用を比べるときは「1胚あたりの検査代」だけで判断せず、採卵から移植まで総額でいくらかかる見込みか、移植できる胚がなかった場合にどこまで費用が発生するかを確認してください。

私が病院選びに失敗して転院した体験談

不妊治療の方針が合わず別の病院への転院を考える女性のイメージ

私は北海道の田舎に住んでいるため、不妊治療の病院までは片道2時間弱。往復のガソリン代に駐車場代、何度も通う時間を考えると、「待ち時間が短そう」「駐車場代が安い」という条件がとても魅力的に見えました。

もともと通っていた婦人科で3つほど病院を紹介され、その中には不妊治療で人気の神谷レディースクリニックもありました。でも「待ち時間が長い」「街の中心で駐車場代が高い」と聞き、私はさっぽろARTクリニックn24を選びました。

さっぽろARTクリニックn24で夫婦ともに検査を受けましたが、大きな異常は見つからず、提案されたのはタイミング法でした。けれど、私はすでに41歳。自己流でタイミングを合わせても妊娠できなかったため、できるだけ早く体外受精へ進みたいと伝えましたが、当時の治療方針とは合いませんでした。

もちろん、さっぽろARTクリニックn24が悪い病院だったと言いたいわけではありません。実際に高く評価する口コミも多く、タイミング法から進める方針が合う人もいます。ただ、当時の私にとっては、年齢や希望する治療の進め方との相性が合わなかったのだと思います。

悩んだ末、最初は避けた神谷レディースクリニックへ転院しました。実際、本当に混んでいて、病院に6時間ほどいた日もあります。それでも診察では、年齢と希望を踏まえて体外受精から始める方針になりました。そのときは正直、「最初からこっちに来ればよかったー!」と思いました。

転院後、42歳で初めて採卵し、11個採卵して7個の胚盤胞を凍結。その後、凍結胚移植を経て43歳で娘を出産しました。ただし、転院したことや特定の病院を選んだことと、この結果に直接の因果関係があるとは言えません。

私の詳しい失敗談は、不妊治療の病院選びで後悔しないために|41歳で転院した体験談にまとめています。採卵については、42歳で初めて採卵し、11個採卵して7個の胚盤胞を凍結した体験談も参考にしてください。

婦人科・産婦人科・不妊治療専門クリニック、どこへ行く?

妊活を始めたばかりで、月経不順や子宮・卵巣の状態を相談したい場合は、近くの婦人科や産婦人科が最初の窓口になることもあります。

一方で、35歳以上、長く妊娠に至らない、流産を繰り返している、体外受精を早めに検討したいという場合は、最初から生殖医療を専門にするクリニックへ相談する方法もあります。

病院名に「婦人科」「産婦人科」と付いていても、対応できる治療範囲は同じではありません。次の点は受診前に確認しておくと安心です。

  • タイミング法・人工授精までか、体外受精・顕微授精まで院内でできるか
  • 年齢や治療歴を踏まえたステップアップの目安
  • 生殖医療専門医や胚培養士の体制
  • PGT-Aや不育症検査に対応しているか
  • 他院から凍結胚を移管できるか

40代で妊活を始めた私がもっと早く知りたかったことは、41歳で妊活を始めた私がもっと早く知りたかった7つのことにもまとめています。

北海道で不妊治療の病院を選ぶチェックリスト

治療方針や通院距離、体外受精の実績、PGT-A、費用、医師との相性を確認するチェックリスト
  1. 自分の年齢と治療歴に合った提案をしてくれるか
  2. 体外受精へ進む基準や時期を確認できるか
  3. PGT-Aを希望する場合、認定・実施状況を確認したか
  4. 治療成績が年齢別・治療別に公開されているか
  5. 医師だけでなく培養室や胚培養士の体制が分かるか
  6. 採卵や移植を行う曜日を確認したか
  7. 待ち時間と予約の取りやすさを確認したか
  8. 交通費・駐車場代・宿泊費まで含めて通い続けられるか
  9. 質問しやすく、治療方針に納得できるか

北海道の不妊治療クリニック選びでよくある質問

Q. 最初に紹介した病院なら妊娠しやすいですか?

この掲載順は妊娠率や技術力を断定するものではありません。公開情報、口コミ、PGT-A対応、通いやすさなどを総合して比較した掲載順です。自分の年齢や検査結果、希望する治療に合うかを医師と相談してください。

Q. PGT-A対応施設なら、すぐ検査できますか?

いいえ。学会の基準に該当するか、遺伝カウンセリングを受けたうえで検討します。年齢だけで自動的に実施が決まるものではありません。

Q. 病院が合わないと感じたら転院してもいい?

治療方針に納得できない、質問しにくい、希望する治療に対応していないと感じるなら、別の病院で相談することも選択肢です。検査結果や治療経過、凍結胚がある場合は、紹介状や記録、移管方法を確認してから進めてください。

まとめ|口コミとPGT-Aだけでなく、治療方針まで比べよう

北海道で不妊治療の病院を探すと、口コミ数や知名度に目が行きます。でも、私が転院を経験して一番大事だと思ったのは、自分の年齢や希望と病院の治療方針が合っているかでした。

PGT-Aを検討しているなら、実施施設かどうかだけでなく、自分が対象になるか、採卵から移植までの総額、検査の限界まで確認する必要があります。

北海道では遠距離通院になる人も多いと思います。通いやすさは大切です。それでも「近い・安い・待たない」だけで決めず、治療方針、実績、培養体制、相談しやすさまで見比べてください。私のように「最初から調べておけばよかった」と後悔する人が少しでも減ればうれしいです。

参考にした公式情報・口コミ

※本記事は個人の体験と公開情報をもとにしたもので、特定の医療機関や治療を推奨・保証するものではありません。治療方針や適応は、必ず医師へご相談ください。

  • この記事を書いた人

AMO

関西から北海道へ移住。41歳から妊活を始め、43歳で出産しました。現在は北海道で子育てをしながら、妊活・高齢出産の経験や北海道暮らし、おでかけ情報を発信しています。

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